名古屋駅でカーシェア(共同利用)を検証する実験 |
2009年12月 4日 |
郊外から都心の駅まで電車で来て、後は駅近くに常備された車で移動する-。名鉄と名古屋大などが共同で、都市交通の新しいシステムづくりの実証実験を名古屋市内でしている。将来的には、ICカードで両方の交通手段がワンタッチで利用、決済できる仕組みの実現を目指す。(この項中日新聞)
実験は国土交通省の新たな温室効果ガス削減環境事業モデル」として12月28日まで実施中。車を共同利用するカーシェアリングと鉄道を組み合わせ、車だけでの移動を見直し、CO2削減や渋滞緩和につなげると言うのがミソ。
実験は、名鉄名古屋駅のパーキングに車2台を配備。15分ごとに50円と1キロ当たり10円の利用料金を設定し、駅を起点にした利用者ニーズや利便性など運用の課題を探る。現在、個人と法人のモニター募集(計60件)に対し、応募は40程度。同市内では、中心部で自転車の共同利用を検証する「名チャリプロジェクト」を実施中で、車はやや遠距離を移動する端末交通を想定しているが、業務・買い物交通等のどの種の交通を担うのか、タクシーとの関係など不明。