豊田市 社会還元加速プロジェクト モデル都市に |
[ ITS/CASE&MaaS Smart City/豊田市動向 他都市のまちづくり ] 2010年2月 1日 |
政府の総合科学技術会議(議長麻生総理大臣)では、政府の長期戦略指針「イノベーション25」に示された5つの社会を実現していくため,科学技術の面で政策的に取り組んでいくべき技術課題をロードマップとして示し、科学技術上の大きな発見のみならず、技術の社会での定着までを含めて関係者の戦略的対応を促進しようとしている。
2008年度より「社会還元加速プロジェクト」を推進し,実証研究を通して成果の社会還元を加速するとし、5プロジェクトを取り上げている(左図出所内閣府)。
5つのプロジェクトは
1.生涯健康な社会
・人体機能を補助・再生する医療
2.安全・安心な社会
・災害情報通信システム
・安全で効率的な道路交通システム(ITS)
3.多様な人生を送れる社会
・先進的な在宅医療・介護
4.世界的課題解決に貢献する社会
・食料・飼料と競合しないバイオマス資源の総合利活用
5.世界に開かれた社会
・音声コミュニケーション技術
このうち「安全・安心な社会」安全で効率的な道路交通システム(ITS)では、
I実証実験モデル都市として青森、横浜、豊田の3市を選定し、2012年度末までにさまざまな実験を行い、その効果を検証するとともに、ITSの利用の先進事例にしようとしている。
横浜市と豊田市は、先の「環境モデル都市」に続いての指定であり、両市とも「環境モデル都市化」のための交通分野の推進項目の骨子になるものと思われる。
豊田市では、以下5つのプロジェクトを推進するが(下図出所豊田市)、インフラ整備と運用を考えた利用者の声の収集・反映が成否を決定すると言える。
(1) 新しい公共交通システム
(2) 新しい車の使い方(pHV )
(3) 新しいモビリティ
(4) プローブ・道路交通情報を活用した新しい社会
(5) 低炭素社会モデル地区