政府、交通情報等の民間公開提案 |
[ ITS/CASE&MaaS ] 2013年4月12日 |
政府の新たなIT(情報技術)戦略の中で、各府省が持つデータの形式を統一し、2014年度にも一括検索を可能にする。これは5月のIT戦略本部(本部長・安倍晋三首相)で最終案をまとめ、6月に決める成長戦略のの中で新産業の創出の柱に位置づけるようというもので、3月28日のIT戦略会議に提案されている。
交通分野では国土交通省や警察庁が持つ時間帯や地域ごとの交通量や通行規制の情報をカーナビゲーションと連動させれば、渋滞緩和や事故の回避に向けた効果が期待できる。
ただ情報公開には大量の個人情報が含まれているケースが多く、名前や職業、収入などを匿名化しても買い物履歴や位置情報などを組み合わせて個人が特定される恐れが指摘されている。政府は情報が悪用されないよう取り扱いに関するルールを整備する。