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国交省の令和7年度 自動運転、ITS関連予算の概算要求

[ ITS/CASE&MaaS 政策動向 ]

国土交通省は8月30日、令和7年度(2025年度)予算概算要求を提出した。
自動運転、MaaS、ITS関連は、大項目3の(2)の(e)で計上されている。

大項目3「個性をいかした地域づくりと分散型国づくり」
(2)デジタル田園都市国家構想の実現に資する分散型国づくりや持続可能な地
域活性化
(e)次世代モビリティの普及促進 [272 億円の内数]
ポストコロナにおけるヒト・モノの移動ニーズの変化に対応するため、デジタル田園都市国家構想の実現に資する AI・IoT 等の新技術を活用した次世代モビリティの普及等を促進する。

・ MaaS・自動運転の社会実装の推進
・ 道路空間における新たなモビリティサービスの利用環境の整備
・ 道路交通の課題の解決を目指した革新的な技術を活用した次世代の ITS の推進
・ 無人航空機(ドローン)の利用拡大に対応した環境整備の推進
・ 「空飛ぶクルマ」の社会実装に向けた環境整備の推進
・ スタートアップ等支援を通じた交通運輸分野の優れた技術開発・国際標準化の推進

道路局では、6項目の基本方針の5.「道路システムのDX ~xROADの推進~」 の中で計上されている。
道路局主要施策の基本方針
世界一安全(Safe)、スマート(Smart)、持続可能(Sustainable)な道路交通システムの構築 に向け、以下の基本方針の下、道路施策に取り組む。
基本方針1  防災・減災、国土強靱化 ~災害から国民の命とくらしを守る~
基本方針2 予防保全型メンテナンスへの本格転換 ~安全・安心な道路を次世代へ~
基本方針3   人流・物流を支えるネットワーク・拠点の整備 ~人・地域をつなぐ~
基本方針4   GXの推進による脱炭素社会の実現 ~2050年カーボンニュートラルへの貢献~
基本方針5   道路システムのDX ~xROADの推進~
基本方針6  道路空間の安全・安心や賑わいの創出 ~地域・まちを創る~

基本方針5  道路システムのDX~xROADの推進~
生産年齢人口が減少する中、持続的にインフラ整備と維持管理、そして新たな
付加価値の創出、生産性向上を図るためにも、道路分野でもデジタル化は不可欠である。
道路利用者に対して、より安全・安心な通行を確保するとともに、高度な道路利用サービスを提供するため、新技術の導入やデータの利活用等による道路調査・工事・維持管理等の高度化・効率化を図るDXの取組「xROAD」を加速する。

(1)自動運転の普及・促進に向けた道路側からの支援
高速道路における自動運転トラックの実現に向けた取組を推進するとともに、自動運転を活用したまちづくり等を目指す自治体の取組を重点的に支援する。
<背景/データ>
・[政府目標] 地域限定型の無人自動運転移動サービスが2025年度目途に50か所程度、2027年度までに全国100か所以上の地域で実現。
・[国交省目標] 2024年度に約100カ所で計画・運行を行い、2025年度には、全都道府県での通年運行の計画策定または実施を目指す。


概算要求 1.jpg
(2)次世代のITSの推進
社会経済活動の成熟化・複雑化に対応するため、交通課題の解決を超えた新たな価値の創造を目指し、革新的な技術を活用した次世代のITSを推進する。
概算要求 2.jpg

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