NEDO 人工知能研究センターシンポジウム |
[ ITS/CASE&MaaS 自動運転 ] 2017年4月 2日 |
産業技術総合研究所(以下、NEDO)は3月28日イイノホールで「AIが拡げる新たな可能性」と題するシンポジュームを開催した。
シンポジュームはNEDOが平成27年5月1日に設立した「人工知能研究センター」が2年目を迎え、同センターのこれまでの成果を対外的に発信する目的で日本経済新聞と共催で行われた。
シンポジウムでは、研究センターの研究活動の紹介に加えて、招待講演として内外の関連する分野からの研究活動の紹介や企業・AIベンチャーの連携の状況も報告された。
センター研究活動の紹介では辻井 研究センター長 が講演した。
同センターは発足以来2年で研究員は90人に達し、研究開発のコンセプトとして「実世界に埋め込まれるAI」を、機械学習、シミュレーション、オントロジーを駆使して実現するとした。また、研究領域は空間の移動、生産性、健康医療介護、安全安心、基盤技術整備に及んでいる。
招待講演者の一人として登壇した豊田中央研究所菊地所長は「これからの交通社会を創るデザインコンセプトとAI」と題して講演した。同氏は「高速道路での合流部でのロジック」「ドライバーにとって必要最低限の地図データ」等について述べたあと「道路インフラへのAI応用の可能性」と期待について言及した。