デンソーJAL等が北海道で「観光案内サービス」の実証実験を開始 |
[ ITS/CASE&MaaS ] 2013年7月13日 |
NEDOは2012年度からIT融合による新社会システム開発・実証プロジェクトを実施そている。このプロジェクトはこれまで利活用されてこなかったデータに基づく新たな社会システムを構築・実証しすることを目指している。
プロジェクトは「都市交通分野」「ヘルスケア分野」「農商工連携分野」と「データ処理基盤分野」の4分野で構成。
このうち「都市交通分野」の実施テーマである「北海道における観光客導線による総合観光エコ事業」の実証実験を7月12日より開始。
今回実証を開始するテーマは、レンタカー利用による周遊観光が盛んである北海道の道央地域を対象に、交通情報や観光客の導線情報を利活用し、旅行プランに合わせて最寄りの観光地情報や交通情報など観光に役立つ"One More"な情報を提供することで、観光客の利便性、安全性の向上を図る。
具体的には、周遊観光の余裕時間に応じたもう一つの観光スポットのレコメンドサービス"One More観光案内"、目的地や現在地周辺の観光及び交通状況のリアルタイムな写真共有サービス、過去の居眠り事故発生ポイント情報の事前提供サービスを提供する。
提供するサービス
One More 観光案内サービス(余裕時間での追加観光リコメンドサービス)
・車載カメラ・スマートフォンによるリアルタイムな最新観光地・交通情報の共有サービス
・車載カメラによる、ドライバーへの居眠り検知・事故発生エリア通知等の警告サービス
【注】株式会社デンソーコミュニケーションが提供するドライブ情報提供サービス
"びあはーる"が協力。
・使用するシステム、機器等
レンタカー50台(GPSロガー付き)、スマートフォン等の携帯端末
・実証期間
2013年7月12日(金曜日)~9月30日(月曜日)(予定)
・実証地域
北海道内道央地区を中心とした地域
・対象者
北海道をレンタカーにて周遊する観光客
空港到着時にスマートフォン等にアプリをダウンロードいただける観光客