HOME > Mobility 関連情報 > 2023年 > 注目すべきITSに関する2つの検討会
ITS情報、まちづくり情報

注目すべきITSに関する2つの検討会

[ ITS/CASE&MaaS ]

最近、ITSに関する重要な2件の会議が開催されている。一つは、総務省の「次世代のITS通信"研究会(座長 森川 博之 東京大学大学院 工学系研究科 教授)」で、8月4日(金)に第6回目を開催し、実質的に終了した。

2つ目はデジタル庁の「モビリティ・ロードマップ」のありかたに関する研究会(座長 石田 東生 筑波大名誉教授)で8月9日(水)に第6回目を開催した。

「次世代のITS通信"研究会」では、自動運転に必要なV2X通信の電波について、現在放送業界に割り当てられている5.9 帯をITS通信に割り当てること検討していた。

研究会では、「中間とりまとめ案」につき、7月1日から21日までパブリックヒヤリングを行っていた。その結果30件 の意見・要望を受け付け、その結果を踏まえて一部中間とりまとめを修正し、ほぼ原案通りまとめた。

今後は同省電波局による制度変更作業に入ると思われる。
次世代ITS通信中間報告.jpg
次世代ITSパブコメ.jpg
[モビリティ・ロードマップ」のありかたに関する研究会は、2014年策定の官民ITS構想・ロードマップ]の全面的改定作業。

すなわち、今回作業は検討対象をドローンやサービスロボットなどモビリティ・サービスを支える技術全般に広げた「モビリティ・ロードマップ(仮称)」への発展版を狙っている。

さらに、ロードマップを策定するため、供給側だけでなく需要側の事情まで加味した上で、必要となる技術開発や制度改革事項など今後整理が必要と思われる論点について広い視点からの検討を行うとしている。
ロードマップ検討の視点.jpg
ロードマップ検討会画像.jpg


<< 第119回 トヨタ株主総会でのCASE関連質問 | 記事一覧 | 国交省「地域交通法の基本方針変更」を公表 >>

じゃんだらリング活動情報へのコメントなどは、豊田市を中心とした地域密着型SNS『じゃんだらリング』からお寄せください。

上に戻るトップページに戻る