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「ITS世界会議愛知・名古屋20周年記念フォーラム」Singaporeの交通政策他

[ ITS/CASE&MaaS ITS海外情報 イベント報告 ]

7月26日(金曜日)、愛知県ITS推進協議会(会長:愛知県知事)令和6年度総会に先立ち、「ITS世界会議愛知・名古屋20周年記念フォーラム」が,名古屋市"ウイルあいち"で開催された。
講演は、①ITSや自動運転の分野で世界の先端的施策を推進しているシンガポールの動向と、
②2004年世界会議当時のITSを振り返りつつ、究極の ITS と言われていた自動運転の今後の活用方法などについての2件が行われた。20240726愛知いTS協議会講演会0.jpg
シンガポール国立大学Kaidi Yang 助教授の講演に関しては、名大 森川名大特任教授が、シンガポールのERPなど都市交通政策の先駆性について解説の後、2件の質問を行った。
1.世界で一番初めにロボタクシーの導入がSGで行われると思っていたが・・
→当初の想定より(計画)はスローダウンしている。それは、技術的「不確実性」の為である。今後、バスシステムや大学構内での小型バスの導入検討が行われている。

2.ERP2.0を渋滞対策だけでなく道路利用税等に使用する計画はあるか?
→ERPは多くのデータを収集している。現在は渋滞対策として使用しているが、オペレーターは、安全、環境などいろいろの目的での使用を検討している。

フロアーから、「2040年にすべて電気自動車化する」と説明あったが、電力は大丈夫か?という質問があり、「再生エネルギー」を含めいろいろ検討しているという回答があった。

名大 森川名大特任教授 2件目の講演のまとめで以下のように述べた。
2004年の名古屋会議で掲げられた社会課題は現在も重要課題であり、息の長い取り組みが必要であるとして以下の3点を掲げた。
▶マイカーを使わなくてもストレスなく移動できる社会へ
▶都心部や住宅地での車の適切なコントロール。
▶究極のITSである自動運転技術は、これらに大きな影響を与える。
(事務局挨拶)                        (SG大講演)
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(森川教授まとめ①)                    (森川教授まとめ②)
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