米 Portland(ポートランド)の都市・交通政策調査 その2 |
[ ITS/CASE&MaaS ITS海外情報 ] 2014年11月21日 |
ポートランドは「暮らしやすい都市」の各種調査で ランキングで上位を占めている。
交通政策面では高速道路の建設抑制、公共交通「Tri Max」の敷設。歩行・自転車交通への促進が特色である。
アンケート調査でもそのことが明確に現れている。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO76225150X20C14A8000000/
都心の一部の街路では、MaxやStreet Carの専用軌道となっている。Maxはいわゆる「公設民営」「上下分離」の方式をとっている。取材時に「経営状況」に関するデータも入手した。
今回の訪問で驚いたのは街路の中央に自転車専用レーンが設置されていたいた点
である。日本では、道交法で決められている本来の「左側通行」が改めて通達されているが、
若干の道路で路側にやっと自転車レーンを設置されている状況で「ママちゃり」による歩道走行が普通である。
しかし、レーン設置とはいえバリヤーのない自動車との混合交通による自転車事故は気になる。6年前の訪問時点時点では増加していたがMetroのデータによるとやっと減少傾向になりつつあるという状況である。歩行者事故を含めた交通安全を急務として取り組んでいる。今回訪問時に入手した報告書を斜め読みした限りでは「新手」はないようだ。(機会を見つけて紹介する)
(出所)http://library.oregonmetro.gov/files/appendix_22_safetyreport.pdf