「第9回オートモーティブワールド2017」 |
[ ITS/CASE&MaaS イベント情報 自動運転 ] 2017年1月23日 |
次世代の自動車技術を一堂に集めた展示会「第9回オートモーティブワールド」が2017年1月18日から20日までの3日間にわたり、東京ビッグサイトで開催された。
テーマは「カーエレクトロニクス」、「コネクティッド・カー」、「クルマの電動化」、「軽量化」、「部品・加工」という5つのテーマで、主催者のリード エグジビション ジャパン 株式会社によると出展者数が前回から120社増の900社が、来場者も一万人を超え、BtoB分野で国内最大級の見本市と言える。
講演やセミナー充実しており、まず基調講演ではトヨタ自動車の伊勢清貴専務役員(写真)と日産自動車の浅見孝雄専務執行役員が登壇し会場は2,500人の聴衆で満席であった。
伊勢専務はトヨタの人とクルマの協調による事故のない社会の早期実現に向けた「MOBIRITELY TEAMMATE CONCEPT」を浅見専務は同社のセレナに搭載した安全支援システム「プロパイロット」について説明した。
また、メガサプライヤーのデンソー、ボッシュ、コンチネンタル・オートモーティブ社が戦略を披露した。
さらに専門セッションも各社が自動運転の課題と戦略、LiDAR,センサー、カメラ、AIなどコア技術などについて公表可能な範囲ではあるが、積極的に情報を提供しフロアからも多くの質問が出され、時間不足の状況であった。
また、展示会場内で行われた出展者による「技術セミナー」も充実しており、大手企業が参加する既存のCETECや自技会等のイベント企画に良い刺激を与えていると思われる。