令和4年(2022年)の交通事故死者数は2,610人 ,愛知・岡山が増加 |
[ ITS/CASE&MaaS ] 2023年1月10日 |
■警察庁は1月4日、令和4年(2022年)の交通事故死者数を公表した。発表によると、交通事故死者数は2,610人で、警察庁が保有する昭和23年からの統計で、6年連続で最少を更新した。(資料:警察庁速報から抜粋)
しかし、減少数は前年比で26人減(1.0%減)でほぼ横ばいと言える。令和3年に策定した第11次交通安全基本計画(令和3~7年)の長期削減目標である2000人以下の達成は非常に厳しい状況と言える。(資料:内閣府資料を加工)
■都道府県別交通事故死者数では大阪の141人が最多で、愛知の137人、東京の132人と続いた。また、65歳以上の高齢者の死者数は1,417人と全体の56.4%を占めた。
都道府県別の増減状況では愛知県、岡山県の増加が目立つ。また岡山県は人口10当たりでもワーストトなっている。(資料:警察庁データを加工,表中の単位は"人")
愛知県は、137人のうち、16〜24歳の若者が20人(前年比15人増)と大幅に増えた。
岡山県は、事故の形態別では、電柱やコンクリート壁への衝突、自転車の用水路転落といった自損事故34人(前年比12人),車両同士の事故23人(同9人), 年代でみると、65歳以上が44人(21年35人)と全体の約6割を占め、全国統計と同じ傾向。