2021年の交通事故の死者は過去最少の2,636人 |
[ ITS/CASE&MaaS 政策動向 ] 2022年1月 5日 |
警察庁は4日、2021年の交通事故死者数(以下速報値)を発表した。
それによると、全国で2,636人(前年比で203人減,7.2%減)となり、統計が残る1948年以降の最少を5年連続で更新した。(右図)出所時事通信
交通事故の発生件数は全国で30万5425件、負傷者数は36万1768人で、2020年と同水準だった。死者のうち65歳以上は1520人と全体の57.7%を占めた。
都道府県別の死者数では、神奈川県が142人(20年比2人増)と全国ワースト1となった。大阪府が140人(同16人増)、東京都が133人(同22人減)、以下千葉、北海道の順となっている。
下図は3年間の推移を示したグラフで 千葉、北海道、埼玉、愛知が減少傾向にある。
交通事故死者数は1970年に最悪の1万6765人を記録した。近年は減少傾向が続き、政府は21年3月に策定した「第11次交通安全基本計画」に基づき、年間の死者数を25年までに2000人以下とする目標を掲げている。