名古屋 ネクスト・イノベーション・テクノロジーフェア2019 |
[ ITS/CASE&MaaS トヨタ ] 2019年3月21日 |
3月19日(火)~・20日(水)名古屋市の吹上ホール(名古屋市中小企業振興会館)で
一般社団法人 中部産業連盟主催のネクスト・イノベーション・テクノロジーフェア2019が開催された。
同フェア―ではトヨタグループ等の企業(写真は愛知製鋼ブース)、名古屋大学や産総研など研究機関約70社団体が出展した。
下記はトヨタの「愛コンセプト」のボード。右図は同社Annual Report2018.より。
また、AIやモノづくり、働き方改革のなどのセミナーが併催された。初日19日には、「トヨタZEVファクトリーの様々な挑戦」と題して豊島チーフエンジニアがトヨタZEVファクトリーの目指すEV社会、EV普及のために取り組むべきことについて講演した。
「トヨタZEVファクトリー」は2016年12月EV開発の社内ベンチャー組織「EV事業企画室」から発展した組織。「EV事業企画室」はグループ中核企業であるデンソー、アイシン精機、豊田自動織機から1人ずつ出向する、4人体制でスタートした。
さらに2018年10 月には「EV事業企画室」を母体として、新組織「トヨタZEV(ゼブ)ファクトリー」を発足させた。ZEVは「ゼロ・エミッション・ビークル」の略称で、新たにFCVの開発や生産の人材も所属。開発から量産まで一貫して担う組織で現在300人態勢になろうとしている。
豊島氏は、トヨタの目指すZEVの挑戦の例として、2次電池の標準化とリサイクル、車両開発と電池開発の分離、地域社会ぐるみでのZE社会の創設、すべての人への自由なモビリティの提供等を挙げた。