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自技会春季大会2015Forum「自動車の情報セキュリティ」その1

[ ITS/CASE&MaaS 特集記事 自動運転 ]


自動車の情報セキュリティ
-セキュリティの脅威に対する自動車の取り組み-

5月20-22日(公社)自動車技術会主催「人と車のテクノロジー展2015」がパシフィコ横浜で開催された。
期間中、定時総会、学術講演会、フォーラム、自動車技術展等が開催され3日間で
86,939名が来場した。
会議3日目の22日(金)の午前には、「自動車の情報セキュリティ-セキュリティの脅威に対する自動車の取り組み-」と題するフォーラムが開催され取材した。

自動車は電子制御技術の発展および,車外ネットワークとの接続拡大=「つながるくるま」により「情報セキュリティの脅威」が高まりつつある.このため, 自動車の車載ネットワークおよび,そこに接続されるECUにおいても,適切なセキュリティ機能を正しく実装することが必要であり,自動車の安全を 確保するために情報セキュリティ技術の標準化が求められている.
1.概要&主催者挨拶
フォーラムでは,自動車を取り巻く脅威と情報セキュリティ技術に関する講演と共に,自動車技術会・電子電装部会・情報セキュリティ小委員会にて作成した「自動車の情報セキュリティ分析ガイド」の概要と適用事例の発表が行われた。
会場には自動車、部品、IT等関連業界から200名以上が参加し、急遽補助椅子を準備す
などの関心の高さであった。会議のアジェンダは下表の通り。

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開会挨拶で情報セキュリティ小委員会主査の井上弘敏氏(本田技術研究所)が自技会における活動骨子を説明した。
自技会では2010年に情報セキュリティ小委員会を発足させた。その後2012年度に「自動車の情報セキュリティ分析ガイドTP15002」(セキュリティ]脅威を分析する標準的手法、以下「分析ガイド」)の検討を開始し14年度(15年1月)にJASOテクニカルペーパーとして「分析ガイド」を発表し、15年度にその規格化に取り組んでいる。現在小委員会では自動車、電気、ITメーカー10社が参加して活動を実施している。今回のフォーラムでは「分析ガイド」で規定している分析方法、具体的な検討例を報告する

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