国連・豊田市共催「環境シンポジューム」開催 |
[ Smart City/豊田市動向 ] 2015年1月15日 |
豊田市・国際連合経済社会局(UNDESA)共催の「持続可能な都市に関するハイレベルシンポジウム~人と環境と技術の融合~」が15日から16日に豊田市で開催された。
これまでにドイツ・ベルリン市、中国・揚州市で開催されており、同市での開催が第3回目。
会議では、政府、国際機関、自治体などの代表約80名と関係者の計約200名が集まり、歓迎挨拶・基調講演の後、各テーマ・分科会に別れ、「持続可能な都市開発の先進的な施策や今後の方向性」について意見交換や議論が行われた。
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会議初日の午前中は、まず共催者の太田豊田市長、ウ・ホンポ国連経済社会担当事務次長(*)、北村環境副大臣、森岡愛知県副知事から歓迎挨拶が行われた。
(*)はビデオメッセージ
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その後、下記3名による基調講演が行われた。
ニキル・セス 国連経済社会局持続可能な開発部長
謝 正義 揚州党委員会書記(前回開催都市)
内山田 竹志 トヨタ自動車代表取締役会長
とよたこども国連環境会議の6名の代表からメッセージが発表された。
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分科会は下記6テーマ"blue">
について国内外から国際機関、自治体、中央政府、民間企業、研
究機関、NGO・NPO等が参加し、意見交換や議論が行われた。
1.「ポスト2015国際開発を背景とした持続可能な都市」
2.「人間を中心に据えた都市開発計画:適応力のある都市」
3.「自然環境保全と持続可能な都市」
4.「スマートシティへの取組」(豊田市、トヨタ、デンソー,バンドン市等がプレゼン)"blue">
5.「レジリエントシティ:優れた実例と得られた教訓」
6.「持続可能な都市への投資」
会議の結果は今後「豊田宣言」として纏められ現在国連が進めているポスト2015開発目標の策定につなげてられる予定。 また、同市では10日から18日の間を「とよた世界環境ウイーク2015」として 各種の行事が行われている。下記写真はトヨタの燃料電池車「MIRAI]を電源とした「デジタル掛け軸」のデモ.。
シンポジューム後、ニキル・セス 国連経済社会局持続可能な開発部長と大田豊田市長が記者会見した。
概要は以下の通り
今後の豊田市および行政の国際化に取り組む
市長は今回のイベントを2019ラグビー世界大会、2020東京オリンピックに向けての「行政の国際化」の契機にしたいと表明。同市はトヨタ自動車の本社所在地であるが、今まで市の行政としての「対外的な情報発信力」は強くなく「姉妹都市との交流」が主であった。今回「行政の国際化」を掲げたことは「豊田市だけでなく三河地区の企業群の活動」にとっても間接的な寄与になる。
「会見要旨は以下の通り。
■ニキル・セス 国連経済社会局持続可能な開発部長
・アジア、アフリカ、南米、東欧の13ヶ国から国連、NGO,自治体、企業関係者が参加。
・シンポジュームは「持続可能な都市について」6テーマで議論。
・スマートシティについてもリソース、テクノロジー、防災等につき討議。
・豊田市が歴史的遺産や環境保護に力を入れながら、自動車産業の発展、雇用に維持が行わ れていること
   に感銘。
・今回の成果は「豊田宣言」として纏める一方「2015の報告書」「ハビタ2016」に反映させたい。
■太田豊田市長
・市としては初めて国連共催による国際会議を開催出来たことに各方面に感謝。
・今回の目的は、
・5年目を迎える「低炭素プロジェクト」を国際目線で総括することと「スマートシティの取り組み」を国際的に情
    報発信すること
・「スマートシティ」に関する各都市の取り組みを参考にしたい。
・2019ラグビー世界大会、2020東京オリンピックに向けての「行政の国際化」の契機にしたい
  なお、
・スマートシティのセッションではバンドン市のICTの取り組みが参考になった。
・今後会議内容をじっくり精査して行政に生かしていく。
会議では、政府、国際機関、自治体などの代表約80名と関係者の計約200名が集まり、歓迎挨拶・基調講演の後、各テーマ・分科会に別れ、「持続可能な都市開発の先進的な施策や今後の方向性」について意見交換や議論が行われた。
(歓迎挨拶)"blue">
(基調講演)"blue">
1.「ポスト2015国際開発を背景とした持続可能な都市」
2.「人間を中心に据えた都市開発計画:適応力のある都市」
3.「自然環境保全と持続可能な都市」
4.「スマートシティへの取組」(豊田市、トヨタ、デンソー,バンドン市等がプレゼン)"blue">
5.「レジリエントシティ:優れた実例と得られた教訓」
6.「持続可能な都市への投資」
会議の結果は今後「豊田宣言」として纏められ現在国連が進めているポスト2015開発目標の策定につなげてられる予定。 また、同市では10日から18日の間を「とよた世界環境ウイーク2015」として 各種の行事が行われている。下記写真はトヨタの燃料電池車「MIRAI]を電源とした「デジタル掛け軸」のデモ.。
環境ウイークの一連行事"blue">
概要は以下の通り
今後の豊田市および行政の国際化に取り組む
市長は今回のイベントを2019ラグビー世界大会、2020東京オリンピックに向けての「行政の国際化」の契機にしたいと表明。同市はトヨタ自動車の本社所在地であるが、今まで市の行政としての「対外的な情報発信力」は強くなく「姉妹都市との交流」が主であった。今回「行政の国際化」を掲げたことは「豊田市だけでなく三河地区の企業群の活動」にとっても間接的な寄与になる。
「会見要旨は以下の通り。
■ニキル・セス 国連経済社会局持続可能な開発部長
・アジア、アフリカ、南米、東欧の13ヶ国から国連、NGO,自治体、企業関係者が参加。
・シンポジュームは「持続可能な都市について」6テーマで議論。
・スマートシティについてもリソース、テクノロジー、防災等につき討議。
・豊田市が歴史的遺産や環境保護に力を入れながら、自動車産業の発展、雇用に維持が行わ れていること
   に感銘。
・今回の成果は「豊田宣言」として纏める一方「2015の報告書」「ハビタ2016」に反映させたい。
■太田豊田市長
・市としては初めて国連共催による国際会議を開催出来たことに各方面に感謝。
・今回の目的は、
・5年目を迎える「低炭素プロジェクト」を国際目線で総括することと「スマートシティの取り組み」を国際的に情
    報発信すること
・「スマートシティ」に関する各都市の取り組みを参考にしたい。
・2019ラグビー世界大会、2020東京オリンピックに向けての「行政の国際化」の契機にしたい
  なお、
・スマートシティのセッションではバンドン市のICTの取り組みが参考になった。
・今後会議内容をじっくり精査して行政に生かしていく。