豊田市でのインフラ協調システムについての講演 |
[ ITS/CASE&MaaS Smart City/豊田市動向 ] 2013年10月 2日 |
9月30日(月)(公財)豊田都市交通研究所の「第29回豊田まちと交通勉強会(まちべん)」が同市商工会議所で開催された。
今回のテーマは,トヨタが同市で2006年から実施されている一般道の交通事故削減を狙いとした「インフラ協調システム」の概要について、トヨタ自動車(株)岩田康也氏が講演した。
同社は,判断型の信号情報利用システム,規制情報利用システムを構築し,ドライビングレコーダ搭載のモニター車両で,運転者の運転挙動の観察,受容性・効果の検証を実施。また,要素技術(機器)の検証として,DSRC による死角画像伝送,二輪車・歩行者・接近車両を検出するセンサーの公道での評価を実施している。
さらに,介入・制御型のサービスに向け,光ビーコンを位置評定用に使用した場合の精度の確認も行っている。
2009年度はこれらに加え,接近車両検知システムや現行DSRC に代わる新たな通信メディアとして700M帯をの公道実験も行われている。
講演では最近事例として、「右折時の対抗直進車との衝突防止システム」の成果について説明があり、今後、左折時(2輪車)衝突防止支援や一旦停止規制見落とし防止+出会い頭衝突防止支援システムについて取り組むとしている。