トヨタ700MHz帯を使用し公道で路車通信実験 |
[ ITS/CASE&MaaS Smart City/豊田市動向 ] 2012年2月24日 |
トヨタは豊田市の公道で走行実験を3月から行う。
システムは、総務省より2011年12月にITS向け周波数として割り当てられた700MHz帯の電波を利用する。
車両に搭載したセンサーでは検出困難であった、右折車の死角に入った対向直進車や横断中の歩行者を、路側に新たに設置したセンサーで検知し、その情報を新設した路側無線装置から700MHz帯の電波を用いて、ドライバーに提供することで、交差点事故の主な原因となっている認知ミスを防止しようとするもの。
トヨタは、今回の公道実験を通じ、様々な運転状況でのドライバーの運転行動データを収集、分析することにより、インフラ協調システムによる事故低減効果を予測し、当該システムの開発に活かしていきたいと考えている。今後は、音声やディスプレイでの情報提供に加え、ドライバーへの警報や車両の減速・停止といった「インフラ協調による介入制御」等への発展を視野に入れたシステムの開発につなげていく予定である。
①トヨタによる公道走行実験の概要
▽実験期間:
2012年3月~2012年5月までの、約3ケ月間を予定
(データ比較のためサービスなしの実験を2011年12月~2012年2月までの約3ケ月間実施)
▽実験地域:
愛知県豊田市
▽車両台数:
トヨタ社員の通勤車両等40台
※ 2012年後半に対象者を一般市民に拡大して実験予定