10月25日(日)から29日(金)第17回ITS世界会議が韓国プサンで開催され出席した。アジヤでの開催は2007に北京で開催された第14回会議以来5回目、韓国では第5回のソウル会議以来2度目の開催である。
大会テーマは、「ITSによるユビキタス社会」で、Ubiquity(ユビキタス)、Transperency(シームレス、透明性)、Trastability(信頼性)をキーワードにして「安全・快適・環境荷配慮した」社会実現に向けた発表、議論が活発に行われた。
特記事項は以下の5点といえる。
1.主要課題が「情報通信と同じく、『ユビキタス』、『つながる」』「交通手段間の連携(インターモダル)』」 さらに「都市」まで視野拡大。
2.今回からITSアメリカ、ERTICOと並んで主催がITSジャパンでなく初めてアジア・パ シフィックとなった。しかし、他の政策課題と同じくアジア・パシフィックの連携は課題が少なく ない。
3.日本は、昨年の「欧米間の路車に関する共同推進合意」も意識し、標準化における日米欧の連携に注力。大会直前に日本で日米が覚書。EUとも締結を想定。日本ブースでミニワークショップ開催。
4.ITSの実用化では、日本が一歩リード。アメリカが低迷から脱出。2013年に向けてDCRC展開を企画。
5.日米欧の豊田章一郎氏、シールズ氏、カラミトス氏が従来の功績により「ITS殿堂入り」・・世代交代へ。
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