欧州のレンタル自転車事情 |
2009年10月14日 |
欧州のレンタル自転車については、わが国にも広く紹介されている。この程パリ・ナント(仏)シュッツガルト(独)を調査した。
フランスは、リヨンで開始した方式が07年7月にはパリで開始され、主要都市に展開されている。パリでは事業会社Velibの Director Eric Baumnnしに詳しくを受けた。
その要点と感想は以下のとおり。
1.市民の足として定着しており、スタンドで待つ人も出ている。2.スタンドは至る所で目につき利用しやすい。3.セーヌ川河畔おのメンテナンス工場・車両の配送の仕組みなどバックアップの体制も整備されている。4.スタンドには、破損した車両もあり、盗難も発生している模様。5.経営実態は明らかにされなかったが、パリ市とは15年契約であり、長期的な視点が必要。
モンマルトルー凱旋門ーシャンゼリゼーーコンコルド広場ー北駅ーモンマルトルを試走。30分無料ということで、途中休憩&観光。その印象は以下の通り。1.非常に便利。2.パリ都心のフラットな地形が自転車の弱点をカバー。3.パリはもともと自転車そのものの利用が少なくようで、Velibの拡大可能性が大きい。4.走行レーンは車道の端であり、なれない我々はは若干の恐怖感を感じる。5.経営実態は明らかにされなかった。設備投資および利用料から見て、まだ水面下と思われる。
ナント、シュットガルトも方式は同じ。ナントでクレジットカードでの登録を試みたが失敗。(パリではカードを提供された)観光客などの利用がってはまだまだか?スタンドの配置は、トラムやS/Uバーンの駅周辺にあり自転車レーンの設置とあわせ利用環境は整備されている。シュッツガルトは駐輪方式が異なる(下図)
コペンハーゲン、マルメ(スエーデン)では、自転車の走行量は多く、日本風ののママチャリも少なくない。しかし、マルメではレンタル自転車は認可されていない。道路占有を民間企業に開放するかどうかが論点。