HOME > Mobility 関連情報 > 2020年 > 『自動運転社会』『都市・くらし』~都市交通VRプラットフォーム開発の提案~
ITS情報、まちづくり情報

『自動運転社会』『都市・くらし』~都市交通VRプラットフォーム開発の提案~

[ Editor’s Column 自動運転 ]


◆スマートシティ=未来都市実験を補うVRプラットフォーム
自動運転技術に関する公道での走行実験は、実環境下での要素技術の確認という意味で有効である。
しかし、インフラ、構造物を構築し、具体的に経済活動を行う実験を、条件を変えながらリアルな都市空間で評価することは、現実的には非常に困難である。
先述のトヨタの試みも、同じような実験を各地で行うことは容易ではない。

最近のIT技術や関連学会の研究成果を結集して、
◎「スマートシティ実験のVRプラットフォームの構築」は出来ないものか?
◎自動運転やドローンのようなイノベーションが導入されたときに、都市や暮らしはどのような変化するか?評価ツールの開発が必要である。

交通計画において、要件が複雑に関係する現実を再現するシミュレーションは、データ不足、論理検証などから、困難とみられてきた。都市プランナー、都市デザイナーにとっても、シミュレーションは、評価の対象でもなかった、
しかし、IT技術の発展、ビッグデータによる都市・交通解析の可能性は増加している。

▼都市計画における数理的手法の開発と適用は,施設の最適施設配置を取り扱う「都市解析」、土地利用や人口の予測を行う「地域解析」、ヒトやクルマの動きを扱う「交通需要分析・交通流解析」などの枠組の中で主に検討され、様々な展開がなされてきた。(都市計画325号)

▼経済活動の地理的分布を分析するための理論として、1990年代以降、空間経済学(新経済地理学)が急速に発展し、経済学の新たなフロンティアとして注目を集めている。
空間経済学は、これまでのスタンダードな経済学の中で必ずしも上手く扱われてこなかった経済活動の地理的な側面に注目した経済学の新しい分野である。https://www.ide.go.jp/Japanese/Research/Theme/Eco/Spatial/200608_kumagai.html
12345

<< トヨタとNTTが「スマートシティー」づくりで資本提携(追記) | 記事一覧 | 『自動運転社会』『都市・くらし』Vol2~目的関数~ >>

じゃんだらリング活動情報へのコメントなどは、豊田市を中心とした地域密着型SNS『じゃんだらリング』からお寄せください。

上に戻るトップページに戻る