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『自動運転社会』『都市・くらし』~都市交通VRプラットフォーム開発の提案~

[ Editor’s Column 自動運転 ]


◆要件整理・課題整理 の取り組み
社会的「複雑系」の要件整理・課題整理の方策として、「特区」「社会実験」「シミュレーション」などの手法が用いられている。
「自動運転」についても例外ではなく全国各所で行われている。今が自動運転社会の揺籃期の時期?とすれば、活動が「群盲像を撫でる」的なものであったとしても、否定的な論評は控えたい。
しかし、今後検討すべき項目として以下の3点を挙げておきたい。。
・国際競争を踏まえ、「自動運転社会」に向けて国策的な活動になっているか、
・活動の参加者は、キープレーヤーとなる主体により運営されているのか、
・活動結果は相互に共有されているか 等々

冒頭既述したように、関係役所も検討会を立ち上げている。
検討課題は、「技術開発」、「制度・標準化」、「ビジネスモデル」等であるが、最近は「都市、暮らし」にも焦点を当てている。
▼国交省都市局は、2017年11月「都市交通における自動運転技術の活用方策に関する検討会」(座長 森本早稲田大学創造理工学部教授)をスタートさせ、「将来的な自動運転の活用に向け、自動運転技術の都市への影響 可能性の抽出・整理及び、自動運転技術の活用について」検討している。
道路局は、2019年7月「自動運転に対応した道路空間に関する検討会」(座長羽藤東京大学大学院教授)を発足させた。

▼都市局の検討会は、「長期的」検討会となっている。
今まで3年間で5回開催され、議事・配布資料が公表された。取り扱うテーマが大きく、他省庁部局の所管事項も関係しているため、まとめるのは容易ではないだろう。
検討会で参考情報として提供されている「関係要件の抽出と相互関係整理」「関連情報・データの整理」が、地道に行われることを期待したい。出口を急ぐ必要はない。そのためには同じく都市局が事務局の検討会である「都市の多様性とイノベーションの創出に関する懇談会 」の検討結果の 共有・連携も必要であろう。
http://www.mlit.go.jp/toshi/toshi_machi_fr_000004.html
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(【図 自動運転社会 特性要因図②】ITSP21作成)


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