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ITS-P21活動記録

ITS-P21「活動小史」


2) 関連情報収集・分析の仕組みづくり
公開情報の収集だけでなく、独自の情報収集・分析の仕組みを持つことは活動の特色を発揮する上で重要である。
その意味から設立当初から主としてWebを活用した以下の仕組みを試行・実施してきた。しかし、受託業務終了後、人・もの・金のすべての面でのリソース不足で継続・定着できなかった。

① 「ITSワン・ハンドレッド・オピニオンズプラザ」開設(2004年)
ITSの種々のサービスに関して、利用者(お客様;市民)の声をアンケートなどで収集、産官学のITS専門家(100人が目標)を対象に、その時々のトピックスについて、ネットでアンケートを行う。その結果をネット上に公開するという試み。
② 交通と街づくりを考えるフォーラム「みち・まちのぶろぐ」開設
平成17年度(財)豊田都市交通研究所(TTRI)の市民研究助成に「豊田市の交通問題に関するWEBを使った市民との双方向通信の仕組みの研究と試行」を提案し選定された。
ITS-P21のHP内に「みちまちのぶろぐ」サイトを開設し、57件の書き込みを得た。サイトの構築に当たって、名古屋大学森川研究室、広告代理店㈱電広エージェンシー、(株)VISH、の共同で行った。
また、桜花学園(森田教授)、豊田工業高等専門学校(荻野教授)の学生とそれぞれワークショップなどにより改善点をまとめ報告した。

③ SNS:豊田市交通まちづくり「じゃんだらリング」構築
「みちまちのぶろぐ」の発展型として、市民参加型の地域ネットワークSNS構築を(財)道路保全研究センターに提案し採択され実施した。
SNS内でのコミュニティは、・豊田市都心交通ビジョンを対象とした意見収集・改善提案、・豊田市稲武・足助地区を対象とした冬季・観光道路情報、に関するコミュニティが開設された。
この仕組みは、地元経済紙「中部経済新聞」で紹介されたほか豊田商工会議所が、毎年開催している、豊田産業フェスティバルへブース開設、ステージイベントにも参加してPRした。

④ 「道の駅」から「ITSスポット」への地域情報発信の仕組みの構築
2011年から中部道の駅連絡会(愛知ブロック)の事務局を受託した。
活動の一環として「道の駅の情報コーナー」から高速道路の道の駅とも言えるSAPAに情報提供する仕組みの実証実験を行った。
実験は道の駅「どんぐりの里いなぶ」を中心に豊田市域の観光情報を上郷SAのITS スポットに提供する仕組みで、中日本高速道(株)、中部地整局道路部の支援を得て行った。

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