タリン市調査結果 |
[ 他都市のまちづくり ] 2009年9月17日 |
タリンはバルト3国の一つであるエストニアの首都で、美しい中世の町が残っており、世界遺産に登録されている。1989年ソ連から独立し、現在40万人の住民が暮らしている。
EU加盟などを機にして、タリンの経済は大きく変貌を遂げた。フィンランドのヘルシンキから高速艇で1時間半の近さで、フィンランドを始めとするEU諸国との経済的な結び付きも生じた。
欧州ECのCIVITASプロジェクトに2005年から参加し、現在CIVITAS PLUSの推進を行っている。
1990から2000年にかけ、公共交通機関の使用は250万人から94万人に減り、公共交通機関のモーダルシェアは77%から31%に低下した。 これにより女性、子供及び年配の人のほとんどが影響を受けた。
自家用車使用の劇的シフトが、都市環境を損傷し、ユネスコ世界遺産に登録された市の旧市街を守る緊急の必要性が生じた。バス、トローリー、市電、郊外列車等既存の公共交通ネットワークをリニューアルし、持続可能なアーバン開発をサポートしようとしている。
交通機関としては、ロシアからの列車、フィンランドやスウェーデンからのフェリーが就航しており、ヘルシンキからは高速艇で1時間半の近さで、毎時間毎以上の頻度で就航しており、エストニアからフィンランドに入る際はパスポートコントロールに人がいなかった。
市民の足としては自転車と、バス、トラムが利用されていた。
詳細は別途報告書を作成し公開する予定。