東大 ITSセンターのKey Wordは「時空を操る」 |
2009年6月16日 |
p>6月11日(木)東大生研先端モビリティ研究センター(ITSセンター)の設立記念シンポジュームが開催された.桑原雅夫センター長は新センターのVissionとMissionについて、1.基礎を含めた横断的教育、2.Needs Oriented ITSと成果の社会還元、3.地域・国際との連携交流を上げた。
そのうち、Needs Oriented ITSの基本となる「先進モビリティの研究」のため「時空を操って」健康な生活、安全・安心・快適、環境に優しい生活を推進すると説明。さらに、その要素は、「時空を記す=4次元情報基盤」「時空を読む=新モビリティ」「時空を測る=時空間環境評価」、「時空を生かす=ダイナミック交通管理」とし、それぞれの教官が担当する。
ついで、渡邊トヨタ自動車技監が「持続可能なモビリティ社会の実現に向けて」と題して貴重講演を行った。渡邊氏は、ベンツが発明した4輪自動車以降今日までの技術的な発展、社会インフラ整備の状況を回顧し、今日的な課題である、環境、安全、エネルー等の課題、モビリティと都市、経済、生活等について幅広い視点を提供した。
また、同氏が携わっている「社会還元プロジェクト」やITSジャパンが今年から取組む「官民共同によるプローブ情報共通基盤づくりの検討」についても言及した。