ホンダ インサイト試乗記 |
2009年3月16日 |
世界的に車の販売が不調な中で、「ハイブリッド車」は別格で顧客から厚い視線を受けている。
そんな中で、長い間このこの分野でトヨタの後塵を拝していたホンダだがこの度小型のインサイト発売したので試乗した。
最大の特色はエンジン主体で走行し、モーターはサポートのパラレル方式(詳細後述)なので、モーターだけで走行することはなく、ハイブリッドという感じはせず、アイドリングストップ車という感じ。
アイドルストップや、インパネ上のエコドライブ推奨モニターなど低酸素社会に向けての利用者への啓蒙・働きかけも行いつつ、車本来の運転の楽しさを兼ね備えた車だ。
ホンダのインサイトはエンジンが主体で、モーターがサポートのパラレル方式に対し、プリウスはシリーズ・パラレル方式(発進・低速時はモーターだけで走行し、速度が上がるとエンジンとモーターが効率よくパワーを分担)で、モーター出力は、インサイトの9.7KWに対し、プリウスは50KWと上記の違いを表している。
トヨタの第3代目、次期プリウスはボデーが現行プリウスより少し大きくなり、エンジンは1.5Lから1.8Lに、モーター出力も60KWになり、トータルパワーは100KWと約20%アップしている。しかし、燃費は約9%良くなり、世界最高レベルの燃費を達成しているよう。
トヨタではプラグインハイブリッド車を開発しており、家庭で充電することで、モーターだけで走行できる距離を増やすことができる。夜間電力や、自然エネルギーを使った電力を自動車に使えることは、ハイブリッドの環境性能をより高めることになるので期待したい。詳細はトヨタのホームページを参照。
5月にも予想されるトヨタプリウスの新型車、併売される現行車の価格設定、プラグイン化など目が離せない。