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住民参加の街づくり・多摩市に聞く

[ 他都市のまちづくり ]

 市の面積の6割が多摩ニュータウンという東京都多摩市。入居開始から37年がたち「住宅の老朽化」「住民の高齢化」という二つの波が押し寄せてきた。朝刊連載「都市と地方」に連動し、早くから街づくりへの市民参加を促し、NPO(非営利組織)活動を積極的に支援する渡辺幸子市長に行政のかじ取りについて聞いた。

 

 --市民の意識が高いわけですね

 「課題を発見して実践する市民が多い。多摩市の財産は何かと聞かれれば、『市民の力と緑だ』と答えてきた。保育園や学童保育も、行政がやる前は市民が自主的にやっていた。市民のボランティアは今では1000人も登録している。ただ、市民と行政のパートナーシップがうまくいくには、市民の意識が高いだけではダメで、市役所の意識も変わらないといけない」

 

 --多摩ニュータウンで最も古い諏訪2丁目住宅は建て替えがまとまったそうですね。

 「   建て替えに向けて十数年勉強会をしてきた。中核のメンバー、リーダーがしっかりしていた。多摩ニュータウンの開発にからんだ公団(現都市再生機構)とか東京都のOBで、多摩市に住んでいる人が『自分たちの力で再生しようよ』とコミット(関与)してくれた。大規模修繕でもこうした専門家の力が大きかった」

watanabe.jpghttp://netplus.nikkei.co.jp/nikkei/news/urbanlocal/4urbanlocal/4ur080509.html

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