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【ATI2008】クルマの安全・環境・快適を追求,国内自動車各社の最新製品・技術が勢ぞろい

[ トヨタ ]

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 「AT International 2008」(7月23~25日,幕張メッセ)の特別展示ブースでは,「クルマの安全・環境・快適」をテーマにした国内自動車各社の最新の製品や技術を一望することができる。トヨタ自動車,日産自動車,富士重工業,ホンダ,三菱自動車などが,環境・安全技術やカーナビ/テレマティックスに関する展示や最新のハイブリッド車・電気自動車の展示を行っている。

 トヨタ自動車は,2008年5月に発売したばかりの「クラウンハイブリッド」を展示している(Tech-On!関連記事1)。同時に,メーター・パネル全体をTFT液晶ディスプレイにした「ファイングラフィックメーター」,歩行者検知機能を搭載し夜間走行時の運転手の視覚を支援する「ナイトビュー」,顔の向きに加えて運転手の目の開閉状態を検知する機能を追加した「進化したドライバーモニター付プリクラッシュセーフティシステム」など,クラウンハイブリッドに搭載した数々の機能を紹介している。

 日産自動車は,「アラウンドビューモニター」や「インテリジェントペダル」などの安全技術や,「カーウイングスエコ運転アドバイス」などの環境技術を展示している。自動車の前後左右に人がいないか,危険がないかどうかを確認できる「アラウンドビューモニター」については,これを搭載したミニバン「セレナ」を同社が持ち込んでおり,その使い勝手を確認することができる(Tech-On!関連記事2)。

 富士重工業は,試乗会用に持ち込んだ新型電気自動車「プラグイン ステラ コンセプト」とともに,小型の電気自動車「R1e」やその関連技術,独自の「ステレオカメラ」による運転支援技術をはじめとする安全運転支援システム「EyeSight」などを展示している。EyeSightは既に市販が始まっている技術だが,一般への認知度向上を狙って,今回展示したとする(Tech-On!関連記事3)。

 ホンダは,同社のテレマティクス・サービス「インターナビ・プレミアムクラブ」が提供する最新の情報サービスを紹介している。インターナビ・プレミアムクラブは,会員から収集した走行データをもとに,交通情報を提供する。世界初の技術「リアルタイム地図更新」を採用した「スマート地図更新サービス」や,安全な運転を支援する天気,防災などに関する情報を提供するものである。リアルタイム地図更新機能を搭載した小型ミニバン「フリード」や( Tech-On!関連記事4),この6月に発生した岩手・宮城内陸地震のときに"実際に通行できた道"を表示させるデモを実施していた。

 三菱自動車は,安全で快適な運転を支援する独自の電子制御システム「ETACS」の展示に力を入れている。「軽自動車ではトップ・クラスの性能を誇る」と同社が自負する技術である。顧客の要望に合わせたカスタマイズが可能なことを,強くアピールしていた。また,同社が電力会社と共同で実験を進めている電気自動車「i MiEV」もブース内に展示している( Tech-On!関連記事5)。

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