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2008年10月29日 |
自動車関連産業が集まる刈谷市の大手自動車部品メーカー「デンソー」では、毎朝8時を過ぎると、マウンテンバイクなど愛車にまたがったスーツ姿の従業員らが続々と出勤してくる。
同社は一昨年12月、環境に配慮した取り組みにポイントを与える制度「DECOポン」を導入。2・5キロ以上の自転車通勤は月20点、ごみ拾いには5点が加算され、一定のポイントがたまると、有機野菜などと交換できる仕組みだ。
制度に参加しているのは現在約6800人で、このうち自転車通勤での登録者は63人。同社は「登録者は順調に増えており、今後も交換できる商品を豊富にするなどして、取り組みを広げたい」と意気込んでいる。
愛知県では来月中旬から、安城市を舞台に、自転車通勤を促す大規模な社会実験に初めて乗り出す。公募した約100人が毎日の通勤距離を県のサイトに記入し、二酸化炭素の削減量などを競い、楽しみながら通勤してもらう取り組みで、担当者は「未来型のまちづくりの参考にして」と話している。
(読売新聞)2008年10月27日